迎え火の夜を飾ります 家族共々おがら焚き

お盆行事の一環としてご来寺の皆様と共にご先祖様や故人を偲び“おがら” (皮をはいだ麻の茎)を焚き、ご精霊をお迎えする「恒例 迎え火のおがら焚き」の行事が8月13日午後7時より勤められます。

特に初盆のお檀家様は安全を考慮されながら迎え火から分け頂いた灯火をご自宅へお持ち帰りになり、ご仏壇のロウソクに点灯なされ16日の送り火迄の間ご精霊と共に過ごされ心を込めてご供養をお勤めいただきます。

境内でのご精霊お迎えの行事に併せて、昨年より役員の方々を中心に新たな取り組みの盆行事「竹あかり竹灯籠」が行われています。

檀信徒の皆様と一般の方にも「竹灯ろうの作り方説明会」への参加呼掛けがなされ、お集まりの皆様には初めて手にする工具類使用上の安全な作業手順についても学んで頂いた上で、お待ちかねの竹灯籠お試し彫が実施されます。

心配顔の皆様も竹を手にされ作品作りに挑戦。その成果が13日夜の迎え火行事の境内で披露されます。

製作者の思いのこもった灯ろうに灯がともり、天上界から戻られるご精霊に灯台の道しるべのように輝き『ご精霊と灯ろう製作者そして迎え火来訪者』が一つの輪となり互いに感謝の心が湧き上がる瞬間でも有ります。

札幌大仏御前には住職製作の手作り竹灯籠が安置され、「仏様と供養施主の合掌」の絵姿が竹に彫られ描かれておりお盆の期間昼夜灯りがともり供養が勤められます。

16日の送り火は本堂での総供養盂蘭盆会施餓鬼供養終了後に境内で“苧殻を焚き”ご精霊をお送り申し上げお盆行事が全て勤め終える次第です。

「送り火」の点火前には文殊殿“札幌大仏”前に令和6年度灯籠作り参加者製作の灯籠が全て安置され、明かりを灯しご供養致します。

文殊殿での仏さまと光との共演に今からその風景が目に浮かぶものです。ご覧になられて頂きたいと思います。

この様にお寺と護持会が微力ながら未来に向け一歩でも前向きな活動を実践しようとしています。

又竹灯籠の材料孟宗竹は北海道ではほぼ自生していないとも言われます。当山では鹿児島の竹屋さんにご無理を申しあげ最良の品質の竹を納入頂いています。

機会が有りますれば灯籠作りを通じて、ご供養を肌でお感じ取り頂ければ幸いと存じます。有縁の皆様の御来訪を心よりお待ち申し上げております。

合 掌

《お盆行事のご案内》
◎令和6年盂蘭盆会施餓鬼供養並びに塔婆供養◎
8月16日(金) 午前11時厳修

お繰り合わせご参拝の上ご焼香下さいます様ご案内申し上げます。



◎迎え火並びに竹あかり竹灯ろうの開催◎

8月13日(火) 午後7時点火 午後9時終了

ともし火をお持ち帰りの際は安全な器具をご用意下さい。
迎え火と送り火そして竹あかり竹灯ろう行事はごく普通の雨の降り方で有れば玄関左右の下屋での実施と成ります。

以 上

北海道十三仏霊場第三番札所 霊場本尊文殊大菩薩 金毘羅密寺

 


 

竹の仮配置と配線を考慮しながら待望のお試し点灯を実施

経験の無い“竹”との格闘。それでも供養の心が励ましてくれました

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