迎春佳節
新年文殊殿で、福を迎え祈りを
重ねるひと時をお過ごし下さい
常日頃より当山檀信徒の皆様並びに霊場ご参拝の皆様よりご厚情を賜り心より御礼申し上げます。
さて令和七年は「蛇年(みずへびどし)」となりました。蛇は脱皮することで再生や変化の象徴とされ、古くから縁起の良い生き物とされており幸運を象徴する存在です。
蛇のようにしなやかに困難を乗り越え、皆さまが心穏やかで実り多き一年を歩まれます事を寺内一同心よりご祈念申し上げます。
当山文殊殿ではご先祖様のご供養をお勤めする十三仏霊場の第三番札所として札幌大仏文殊大菩薩さまを奉安、又北の都七福神霊場であり日々の幸福をご祈願する場としてご参拝を頂いております。文殊殿に奉安の恵比須さまは商売繁盛や家族の幸福をもたらせ、布袋さまの優しい笑顔は心の癒しと寛容さを育ててくださり、未来の可能性を広げる種をお心にお授けくださります。新年を迎えたこの機会に七福神ご参拝を通じて日常の忙しさを忘れ七福神諸尊に心を寄せる時間をお作りになり、日頃の生活の中で希望と喜びを見出す手がかりを得る機会と成ることを願うものです。文殊殿はどなた様でも自由に靴を脱ぐ手間なく気軽に参拝いただけます。穏やかなひと時を感じ、心を整える静けさをお届けできる文殊殿にぜひ足をお運びくださいませ。
合 掌
記
文殊殿ご参拝時間・ご朱印受付時間について
年中無休
受付時間 開扉(かいひ)午前9時より閉扉(へいひ)午後4時まで
文殊殿受付窓口にお申し出下さい
御朱印料 1尊300円
北の都七福神霊場御参拝の皆様
新年を迎えるにあたり雪景色に包まれた北の都七福神めぐりは、未来を明るくするための有意義な巡拝と言えます。当山に奉安の恵比須様は商売繁盛や家族の幸福をもたらせ、布袋様の優しい笑顔は心の癒しと寛容さを育ててくださいます。七福神霊場ご参拝を通じてこの機会に日常の忙しさを忘れ七福神諸尊に心を寄せる時間をお作りになり、日頃の生活の中で希望と喜びを見出す手がかりを得る機会となることを願うものです。
尚、毎年新年には複数の旅行会社より「1日北の都七福神めぐり」巡拝バスが運行されていますので、お役立てになりお楽しみ下さい。
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北海道十三仏霊場御参拝の皆様
霊場本尊札幌大仏文殊大菩薩様は兎年に生まれた方の守り本尊です。学問や直感力を高め、大仏様がお持ちになられる智慧の剣により、迷いを断ち切り真実を見極める力をお与え下さいます。文殊殿では文殊大菩薩様の存在感に圧倒されながらもじっと見上げるお方、又静かに手を合わせ穏やかな表情を仰ぎ見る方々がご参拝されておられます。
特に大仏様の造形美の存在感は訪れる人々に深い印象を与えると共に、霊場としての重みを感じさせる存在です。文殊殿ご参拝の際は皆様一歩前に踏み出され、そしてしっかりと手を合わせ心を込めてご祈念されることをお勧め申し上げます。大仏様のご参拝は心の安らぎと新たな気づきをもたらされるものです。どなたでもご参拝頂けますのでご遠慮なくお立ち寄り下さおませ。
文殊殿での新たな試み
当山では仏様の教えを身近に感じていただく為の試みをしています。それは合掌の尊さを改めて感じ取れる場になればと、孟宗竹に仏様が合掌なされた手の形を刻みこみ、大仏様のお側近くで灯りをともしています。目線を下げると小ぶりの竹灯籠が灯っています。上段の灯籠に刻まれた合掌の手姿は大仏様の無限の慈悲を現しており、参堂者に温かな穏やかな光を放ち深い安らぎをお与え下さいます。小ぶりの灯籠は手を合わせる参堂者が祈りを捧げる情景を描き出しています。映し出された灯籠の柔らかな光が堂内全体を包み込むように温かく輝きます。常日頃より仏様に合掌礼拝なされる習慣を身に着けられる事は大変幸せな事であり大切なことです。文殊殿はご先祖様の安心をご祈念致されると共に、自分自身の命の営みに静かに向き合う場といえます。
孟宗竹に刻まれた仏様の合掌の手姿。目を移すと仏様への思いが込められた参堂者の
竹あかりが静けさの中で灯る
仏様の合掌
参堂者の合掌
新春を寿ぐ伝統美
お正月飾り
毎年お正月にはお寺の正面玄関には結界としての「注連しめ縄」を張ります。
獅子と宝来
高野山では稲わらが取れないこともあり、新年には切り紙の「吉祥宝来」を注連縄の代わりに飾ります。 当山でも大仏殿、本堂等々に一年中飾ります。 又宝来と共に「威猛猛獅・いもうもうし」の獅子が邪気や災厄を取り除き、聖なる領域を守り魔を絶ちます。
手作りの竹灯ろうを作ってみませんか
孟宗竹にドリルで小さな穴を開け(例えば猫の姿のりんかく) 出来上がり。この竹灯籠を作る説明会を開催致します。説明会では作業の安全・安心を確保するため、竹に穴を開ける手順や注意点を学びます。又作業中の安全対策について詳しく説明致します。さらにユーチューブを通じて竹灯ろう作りの制作過程を鑑賞、作業のイメージを高めます。
尚、電気ドリルを使用しての穴あけ作業が有りますので、手が震える視野が悪い等の不安がある方は、下絵作りなど無理のない範囲でのご参加をお願い致します。
竹灯籠を作る作業に参加するには、今回の説明会へのご参加が必須と成ります。説明会にご参加頂き作業手順と安全について理解を深め、安心して作業が出来ますようご協力をお願い致します。皆様のご参加をお待ち申し上げるしだいです。
合 掌
記
説明会開催日 令和7年5月11日(日)
当山1階広間にて午前9時半受付 午前10時開催
午後1時ころ解散予定 会費及びお持ちになる物は共に無し ご参加をお待ちしております
主催 金毘羅密寺竹灯籠を作る会
それぞれ個性のある竹灯ろう
竹灯ろうは一つ一つが手作業で丁寧に作られていますので、出来上がりの作品には温かみはもちろんそれぞれ個性が有ります。それは
〇楽しいデザインの灯籠 〇動きを感じさせる灯籠 〇力強いもの 〇大胆さがあるもの 〇風景が見えるもの 〇美しいもの 〇工夫のあるもの 〇伝統美があるもの その他いろいろ これらの作品には作られたお方の思いがたくさん込められています。
供養の心が観える竹灯ろう
個人を偲び供養の心を形にした手作り灯籠は、感謝の気持ちを届けたいとの祈りの形ちであり、又供養の心を次の世代に伝えようとする心が込められた竹灯籠も奉納されています。
盆の迎え火の夕刻に灯籠に火が灯されるとそれぞれの個性が浮かび上がり、夜空に向かって広がる光と沢山の祈りが天へと向かいます。皆様の思いが大きく広がり天に届くことを願い手を合わせる皆様の祈りの姿です。
写真集 竹灯ろう作り作業風景